キミも未来のトビラをひらこう!!
キャラクターにおしゃべりをさせてみよう
まずは、今回のレッスンで作るものを見ていこう。 今回は、ボタンを押すとキャラクター同士がおしゃべりをするアニメーションを作っていくよ
ボタンをおすと、それぞれのボタンに合わせて背景がかわったり、キャラクターが会話をするようにしていくよ。 ボタンは左から順に朝、昼、夜となっていて、それぞれの時間帯にあったアニメーションになっていたね!
このチャプターでは、イベントの 中にあるメッセージのブロックをつかっていくよ。この機能はこのあとにもつかっていくからしっかりつかいかたをおぼえよう!!
実際にアニメーションを作っていこう!
アニメーションに使う背景スプライトを用意して設定していこう
まずは、スプライトを確認するよ。 合計5つ設定されていればOKだよ。
次に、コスチュームを確認しよう。
Catのコスチューム Dog1のコスチューム次に、背景を確認しよう。 合計3つ設定されていればOKだよ。
最後に、スプライトと背景を整えよう。 朝・昼・夜のボタンは大きさを50にしよう。
今回の作品では、ボタンを おした時(クリックされた時)に、背景をそれぞれのボタンの 時間帯に合わせたいので、設定していこう。 イベントの中にある、このスプライトが 押されたときというブロックをつかうよ!
つぎに、見た目の中にある背景を~にするというブロックを組み合わせることで、クリックされた時に特定の背景になるように設定してみよう。
完成だね!
設定ができたら、それぞれのボタンをクリックして 背景がかわることを 確認してみてね!
ここまで、みんなの画面でもやってみよう!
メッセージをつかってキャラクターが会話をするようにしていこう
まずは、おしゃべりをしているようにするために、ステージ上でスプライトをむかいあわせにしましょう。
Catを少しうごかして左側に、 Dog1の方はステージの右側にうごかして、左(-90ど)の方向をむく ようにしてみよう!
これでおしゃべりをしているようになったね。
次、ふたりの会話をつくっていくよ。 朝の会話では、
Cat:「おはよう」とあいさつ Dog1:「いい天気だね」と返事をする
という会話を作っていこう。
まずは、Catのスプライトの方で、 イベントの中にある背景が~になった時の ブロックをつかって、朝の背景(はいけい)になった時に、「おはよう」と2秒言うようにしてみよう。
「おはよう」と2秒言う。は、 見た目の中にある、~と2秒言うの ブロックを組み合わせることでできるね。 これで、朝のボタンをおした時 (クリックされた時)に「おはよう」と 言うようになったね。
つぎに、Dog1の方でも同じように、「いい天気だね」と言うようにしてみよう。
同じように、背景が朝になったときのブロックをつかえば、朝のボタンをおした時(クリックした時)にセリフを言うようにはなったけど、同じタイミングで話してしまって、会話になってないね。 会話にするにはどうしたらいいのだろう?
Catが「おはよう」と言った後に、 Dog1の「いい天気だね」を繋げられればいいんだけど、 べつのスプライトのスクリプトをつなげることはできないんだ。
こういう場合は、イベントの中のメッセージのブロックをつかっていくよ!
メッセージとは、スプライトとスプライトがタイミングを合わせるために、おくったり、うけとったりする合図のことだよ。
メッセージを送るのブロックをつかうと、 スクリプトが設定されている スプライトが全体に 合図をおくるよ それを、メッセージを受け取ったときの ブロックが設定されている スプライトが受取ることで、 合図をうけとることができるんだよ。
また、メッセージをうけとった時に どんなうごきをするかのスクリプトを つくっておくことで、合図にあわせたうごきができるようになるよ。実際につかってみよう! まずは、メッセージをおくる側の スクリプトを追加するよ。
そして、合図をおくったら、こんどは受け取る側も設定しないとだね。
これで、 「朝のボタンをおす」 →「背景が朝になる」 →「Catがおはようと言う。」 →「合図を送る(おくる)」 →「Dog1がいい天気だねと言う。」 という連続したうごきができたね!
こんなふうに、メッセージをつかうと、 アニメのような複雑な会話シーンもつくることができるんだよ! それぞれのスプライトを正しい順番でうごかすにはメッセージを どんな風におくったり、うけとったりすればいいのか、頭の中でよく考えてつかっていこう。 これで、朝のボタンをおした時のうごきはバッチリだね!
メッセージをうけとって、更に メッセージをおくることで会話のやりとりができるようにしてみよう
昼のボタンのうごきを、つくっていこう
昼の会話では
Dog1:「おなかすいたー」と話しかける Cat:「何食べよっか」と返事をする Dog1:「お肉」と応える
という会話をつくっていこう
前のチャプターでつかった、メッセージを2つつかうことで、メッセージをうけとって、 更にメッセージを返すといううごきをつくっていくよ!
まずは、今回、Dog1が話しかけるので、Dog1のスプライトを 選択して、イベントの中の背景が昼になったら、見た目の中の~と 2秒言うで昼の会話がはじめるように設定していこう。
そして、「おなかすいたー」と言ったあとに、メッセージを送るを使って合図を出していこう。 今回メッセージの名前は「おなかすいたー」にしておきましょう。 これで、昼のボタンをおした時に 「おなかすいたー」と話すようになったね
つぎに、Catは、2つのうごきをしなければいけないね!
メッセージ(おなかすいたー)をうけとって、「なに食べよっか」と言う 「なに食べよっか」とい言った後に更に、合図をおくる
Catのスクリプトを作っていこう! もう、なれてきたからすぐにできちゃうかな?
メッセージがふえてきたから、 ちがうメッセージをうけとったり、 おくったりしないように注意しながら見てみてね。
ここで、Dog1がメッセージをうけとって、 「お肉!」とこたえられるようにしてみよう。
これで昼のボタンの会話も完成だ! ここまでできたら、実際にボタンをおしておしゃべりができているか確認(かくにん)してみよう!
これで会話のやり取りがあるうごきがつくれたね! いくつもメッセージが出てくると、まちがえちゃうことも多くなって くるので集中していこう!
メッセージを活用して、会話といっしょにスプライトがうごくようにしていこう
昼のシーンでスプライト同士がメッセージによって、会話のやりとりが できるようになったね。 メッセージは会話のやりとりだけじゃなくて、メッセージをうけとって 別のうごきをする合図にもなるんだよ!実際実際にやってみよう!
今回は、「お肉!」と回答した時に、 嬉しくて足踏みを しているようなアニメーションをつくってみよう 足踏みはさいしょに 設定した、コスチュームのAとBを交互に変えることでうごきを作ることができるね。
ここで、メッセージを受け取ったらを活用してうごきをつけてみよう。 今回は、何食べよっかを受け取ったときに足踏みをさせたいので、 Dog1のスクリプトを追加するよ!
こんなスクリプトができたかな?
メッセージをうけとったと同時にちがったうごきをさせたい時は、メッセージを受け取った時のブロックを2つつかうことで出来るようになるよ!
これで、会話をしたりうごいたり色々なうごきをさせることができるようになったね。 なんだか、テレビで見ているアニメやパソコンでみるアニメーションに近づいてきてるね! さいごに夜のボタンでも、会話と動きがセットになっているスクリプトをつくっていこう!
これまで学んだことを活用して、さいごのボタンのうごきをくっていこう
朝、昼のシーンが完成したので、さいごに夜のシーンをつくっていこう! ここまで学んだ内容をもとにうごきを作ることができるので、 これまでのことを思い出しながらすすめていこう。
夜のシーンでは
Cat:「バイバイ」と話しかける Dog1:「またね!」と返事(へんじ)をする それぞれ別の方向にあるいてかえっていく
という動きを作っていこう。まずは、Catのうごきからだね!
背景が夜になったら、バイバイと言ってメッセージをおくる スクリプトをつくっていこう。
今度はDog1側だね。 バイバイのメッセージをうけとったら、 「またね!」と返事をするんだったね。 そして、またね!を合図にそれぞれ、 はんたい方向にうごきだす必要があるから、またメッセージをつかおう!
またね!のメッセージをうけとったら、 Catは逆の方をむいて歩いていくようにしてみよう!
前にも作ったことのあるスクリプトだけど、1つずつ確認しながらつくっていこう。
夜のボタンをおしてみよう。 うまくいくかな? 逆さまになっちゃったね。 これは、スプライトのiのボタンの ところから回転の種類をへんこうしよう。
逆さまになっちゃう時は、回転の種類がどうなっているかを見るようにしよう!
Dog1も右をむいて歩き出すようにスクリプトを つくっていこう。
Dog1は、またね!のメッセージをおくった後に歩き出せばいいから、 またね!を送るのブロックにつづけてブロックをつくろう。 これで、夜のボタンをおすと会話をした後にそれぞれがうごいて帰っていく、うごきができたね。
ここまで完成おめでとう! べつのボタンもおして他のボタンが正しくうごくかも確認しよう。
夜のボタンでうごいた分、 へんな所にいってしまって、 これじゃ、ちゃんとむかいあっておしゃべりができてないね。 さいごにスタートの位置をそろえて完成させよう!
どちらのスプライトもスタートの位置と向きをきめよう。 それぞれのボタンがおされ、背景がかわった時、スタートの位置と向きに移動するようにしよう! まずは、Catから設定していこう。
今回は90度に向けるのブロックと x座標を-111、y座標を-30にする ブロックをつかってスタート位置を設定しよう。 今回、3つの背景分スタート位置を設定する必要があるから、同じスクリプトを3つつかうようにしてみよう。 上のバーにある複製のボタンをおして、スクリプトをタッチすると同じスクリプトがコピーできるよ!
これを、それぞれ背景がかわったときのスクリプトに合わせていこう。 ただし、背景が昼になったときはCatのスクリプトエリアにはなかったので、これはイベントの中からもってこよう。 最終的に、Catのスクリプトはこんなかんじになるよ! あっていたかな?
同じようにDog1のスタート位置も設定してみよう。 スタートの位置はぜったいにここではないとだめだよ!という位置はないから、自分のステージで位置をきめてスクリプトをつくってみてね。 テキストでは、正解の一例として、Dog1の最終的 スクリプトを紹介するね。
にここまで学んだことをおさらいしてみよう。 このレッスンでは、メッセージについて勉強したね。
メッセージはおくったり、うけとったりすることができて、メッセージによって スプライト同士が連動したり、やりとりできるようになったね。 メッセージをうけとってしゃべったり、メッセージをうけとってうごきだしたり、いろんなうごきを作ることができたよ。 それぞれのスプライトのうごきにあわせて、メッセージをおくりあうことで アニメーションができたように、このメッセージを活用する場面が いっぱい出てくるからしっかりこのレッスンでおぼえてしまおう! 時間のある人は、メッセージをふやしたり、スクリプトをふやして自分だけの アニメーションをつくってみよう!